リアルタイムのつぶやき
先輩の妹はハワイ婚である。つまり我々は今ハワイにいる。10時間超の空の旅、長かった……時計を4分おきに見てたときがつらかった……。ふうか氏は旅先の部屋が好きらしくカズダンスが止まらない。今日、先輩の家族と会う。まあ、間違いなく真顔からはじまる。
— 雪町子 (@komachi103) November 28, 2016
家族いっしょの色でアロハを着ることになったのだが、ふうか氏に一番似合うやつに合わせようという決め方をしたため、我々は今人生になかなか存在しなかったピンキーな生き物として挙式に向かうのである。
— 雪町子 (@komachi103) November 29, 2016
先輩の妹が綺麗で可愛くて笑顔が素敵でほんとうによかった。義理の妹の結婚式という絶妙な位置で参席するのは楽しかった。行きの車で昔話を聞いたり、ご両親のそわそわどきどきした姿も見られる。
式は海ののぞめる教会で、親族だけのアットホームな感じだった。天気は朝は雨が降っていたけど、途中でやんで外での記念撮影も無事できた。
ふうか氏連れの結婚式というのは初だったのだけど、誓いの言葉の最中とかふうか氏がしゃべることしゃべること。ビデオは撮ってなかったらしいけど、撮っていたらふうか氏がブツブツ言う声にかぶせて「誓います」と言っているに違いない。
その後もしばしハワイに滞在し、先輩家族と観光。ふうか氏は最初驚くほど人見知っていて、わたしの足の隙間から先輩家族を覗き見る感じだったんだけど、多少は慣れた。ただ、抱っこさせてあげられず、笑顔もあんまり見せてやれず。全然しょうがないんだけど、1年の内数日しか一緒にいられないから、「ああ…!」ともどかしい気持ちになった。でも、これが、これこそがふうか氏なのです。お義母さん、お義父さん、ママさん(おばあちゃん)。
お義父さんはかかんに挑戦してて、ファンキーで、見ていてとても楽しかった。お義母さんは「自分の子にはこんな必死にならんかったのに!やっぱ孫だとちゃうんやな~」みたいなことを言っていた。『孫』とは、そういった気持ちにさせる生き物らしい。お義母さんはびびらせないようにちょっと離れて見守っていて、優しい人だなあとおもった。
書いておきたいことはいろいろあるが、とりあえず東京着。そしてもう皆寝ているしわたしも寝る。また落ち着いたころに。 pic.twitter.com/1wsdFoDD9X
— 雪町子 (@komachi103) December 3, 2016
ふうか氏はちょっと前から「パパどこ?」と聞くと「パーパ」と言いながら先輩を指差すようになっていた。グラデーションが濃くなるみたいに、ああやっぱりわかってる言えてると確信が強くなってたのだが、今日実家付近を散歩中に犬とすれ違うたび「わうわう」と指差して言ってた。言えてる。言葉獲得。
— 雪町子 (@komachi103) December 5, 2016
ふうか氏は過去最大級の人見知りが発現中。先輩の家族はもちろん、あんなばあちゃん子だったのに母さんにもびびってる。わたしと先輩がふたり部屋に揃ってると、片方がトイレに行こうと部屋を出るだけで大さわぎ。登場人物が急速に増えて、部屋も新しくて楽しいけどホームじゃないし、警戒してるのか。
— 雪町子 (@komachi103) December 5, 2016
これはかなりの誤算で、ふうか氏が母さんに慣れてくれない限り、預けられない。すなわちふうか氏とわたしは引き続きニコイチ!明日『君の名は』を観に行くつもりだったが、先輩と時間をずらしローテで行くことになりそうだ。ちなみにシンゴジラは行きの飛行機で観れた!
— 雪町子 (@komachi103) December 5, 2016
今思うと、時差ボケでイライラしてたのもあったのかなっておもう。ほんと不機嫌で起きてから1時間はなんも理由がないのに泣いてぐずってた。ふうか氏はあんまり理由なくぐずらないので、極度の人見知りと合わせて、初めてで意外なことだらけで最初は我々も戸惑ってしまった。でも、1週間ぐらいで不機嫌は終わって、1週間半ぐらいから慣れだしたようにおもう。
ふうか氏はなんと今日みかんの皮をむいた。すべてむいた。しかもその後ひとつずつ分け、すべてわたしにくれた。食べねーのかよ!今日わたしは3つもみかんを食べ、黄色人種がさらに黄色く。 pic.twitter.com/oJDzN1NQEC
— 雪町子 (@komachi103) December 9, 2016
ふうか氏が昨日から今日にかけて、また母さんに懐き始めた。母さんの一挙一動で爆笑してるし、今むいたみかんをせっせとプレゼントしてる。ちょっと前まですれちがうときも避けて目も合わさなかったのに。『何度きみを忘れても、またきみのこと好きになる…』という言葉を思い出すなど。
— 雪町子 (@komachi103) December 10, 2016
ふうか氏はリビングにあるエアコンのリモコン(備え付け)を取り外したりはめたりするのが好きで、しかも電話のように耳にあてるのがすごい好きでよくやってた。それをふうか氏がはじめると、皆で「もしもし?」「もしもし?」と電話ごっこをした。携帯でももちろんやる。でも、不思議。あんまり我々は普段電話しないから、あのポーズをしてないんだけど、どこで覚えたんだろう?
先輩が夜の便で先にNYへ発った。駅で見送るが、理解していない様子。日本で過ごすしばしの日々は、いろんな人と出会い過ごすいい機会だとおもったんだが、ものすごいパパっ子なふうか氏からパパを奪ってしまったのかなともおもう。でも、せっかくのこの道だ。わたしの育った町を一緒に巡ろう。
— 雪町子 (@komachi103) December 11, 2016
ふうか氏、じゃんけんができるようになる。パーしか出せないので負けることはないが…。
— 雪町子 (@komachi103) December 13, 2016
母さんが買ってきてくれた風船をふうか氏はとても気に入っていた。ボールと違って風船は落ちてくるスピードがゆっくりだから、ふうか氏でも目で追えるみたい。最初は落ちてくる風船を捕まえようとして空ぶるばっかりだったんだけど、だんだんと捕まえられるようになってきて、本当に子どもの成長って早いんだと驚いてしまった。
月曜、失効してしまった運転免許の更新に行った。海外駐在のひとは、パスポートと滞在先のひとに書いてもらった一時帰国証明書があれば更新できる。住所は実家のに。わたしは初回なので2時間講習だったんだが、ふうか氏と一緒に受けざるを得ない時間があり、静まり返った部屋にパァという声が響いた。
— 雪町子 (@komachi103) December 14, 2016
車の中で母さんに何気なく「ねえ、お母さんは、わたしたちが赤ちゃんだったころの思い出を今もはっきり覚えてるの?」と聞いたら、「そりゃ覚えてるよ」と当たり前でしょみたいな口調で言われて、わたしはすごく不思議だった。それってどんな感じ?どんなふうに見えてるのかな。いつかわたしも、ふうか氏が無事大きく育ったら、きっとわかるんだろう。「そりゃ覚えてるよ」と当たり前のように。
最近のふうか氏はべったりオブべったりなので、わたしは早くどこかで1人になりたいとずっとおもっている。日本でしたいことはそれだ。水面で息継ぎをするみたく、1人になりたい。息を吐き出したい。ながいながい息。ふかいふかい息。
— 雪町子 (@komachi103) December 14, 2016
あんまりべったりすぎて息苦しくて、本当にわがままな感じで「外に行きたい」と母さんに言いまくってしまったら、「それはどーでもいいから」と言われてカチーン!ふうか氏が昼寝してる隙に「起きたら電話鳴らして10分で戻ってくるから」と言い残して、なかば無理やり家を出て、外で爽快リフレッシュ。そんで冷静になって態度を反省したり。結局帰って来たときふうか氏はまだ寝てたんだけど。でも、母さんも考えててくれたらしく「わたしはちょっと寝れたり本読めたら気分転換したり休めた気持ちになるんだけど、●●●さんはそれじゃあダメなんだね。ひとりの時間が必要なんだね」とすごい理解を示してくれて、母さんってすごいなあ~とおもった。ちがう人間なのに寄り添ってくれたんだな。なかなかできないことだよ。母さんと先輩は全然違うけどどこか似ている。
今日会った小学校の友だちがカジュアルめな着物着ててすごく素敵だった。その子と、もうひとりの8年ぶりぐらいの子と、ふうか氏とわたしで、思い出の地めぐりをダラダラ話しながら歩いて楽しかったな。それぞれ覚えてる部分が違くて補完しあったり、あったあったと盛り上がったり。すべてなつかしい。
— 雪町子 (@komachi103) December 14, 2016
友人Fが子どもの扱いが上手という一面を、20年以上の付き合いで初めて知った。
二人には最後わたしの実家に来てもらって、茶飲みながらテレビ見ながらだらだらしてたんだけど、おもしろかったのが、頭の中でふたりを小学校のときの二人に入れ替えられたことだった。もうすごく自然に入れ替えられた。でも、これって会社の上司とか同僚にはできないことなのだ、当たり前だけど。ふたりが、小学校の頃と同じ面で接してるからできることなのだ。たぶん。小学校のわたしたちはどこかに消えてしまったんじゃなくて、ずっと重なって存在してるんだっておもった。ずっとずっとおばあちゃんになっても。
先輩がまだいた頃、うちの実家のベランダにいた2人。フリーザ様みたいな立ち方してるふうか氏。 pic.twitter.com/Cmycfpbx4d
— 雪町子 (@komachi103) December 14, 2016
なんだかリビングから二人を見ていたら、これを絵に描きたいなって湧き上がるようにおもったのだった。やっぱり実家の景色はわたしにとってなんだかちがうみたい。すごく意味あるもの、興味あるものなんだっておもう。
先輩の妹の結婚式のときのこと。親戚だけのアットホームな披露宴中、徐々に緊張がほどけ高まり、会場で急に謎のポーズを披露しはじめたふうか氏。「スキーのジャンプ?」「鳩?」「にわとり?」謎を呼び、一世を風靡した。 pic.twitter.com/uiRwhEk7gU
— 雪町子 (@komachi103) December 15, 2016
ふうか氏は歩いている最中、よく手を引いてくるようになった。手を繋ぎたがる。これは日本に来るまであまりなかったことで、元は不安からだとおもう。先輩がリビングを出ようとするのを、手を引いて戻してたなって。人指し指と中指を小さな手のひらでぎゅっと握る。いつか普通に握るようになるんだな。
— 雪町子 (@komachi103) December 15, 2016
今日中学校の前を通ったら、中学生男子らがたむろしてて、その中のひとりがふうか氏に手を振ってくれた。すると他のひとりが「あの子好きになっちゃったんじゃね」といじり「ふざけんな!好きになっても何もできねーじゃん!」みたいなことを返してて、OH中学生…とおもって思わず口を押さえた。
— 雪町子 (@komachi103) December 15, 2016
日本はこういう道端の人の話が盗み聞けるのがいいなって改めておもいました。
階段を上り下りするとき、前は手をついてよいしょよいしょってしてたんだけど、この頃普通に上り下りする。手を使わない。なんか雑で不安なので、片手を補助してるのだが。あと「よいしょ!」ってわたしが言いすぎて、「ヨイショ!」「イショー!」と言う。
— 雪町子 (@komachi103) December 15, 2016
ふうか氏、初めての動物園!大喜び…かと思いきゃ、えっ、動物にまるで興味なし!?だけどレールランドで電車やバスには興味津々で!?本日の最高興奮率→はじめての滑り台。って動物園関係な〜〜いっ!#無駄に次回予告風
— 雪町子 (@komachi103) December 19, 2016
あとテンションが高かったのは、自分でベビーカーのベルトをかちって止められた時です。にやりと笑った。
ふうか氏がめっちゃ「じいじ、じいじ」と父さんを指さして言い、「ばあば」とも言い、ママだけ依然として言わない。なぜだーー!!父さんには抱っこさえさせないくせに、なぜか一番に呼ばれている謎。
— 雪町子 (@komachi103) December 22, 2016
これ、でも父さんはえらかったなーとおもう。母さんには早めに慣れたんだけど、父さんにはなかなか慣れなくて、避けるし目は合わせないし超塩対応だったんだけど、父さんは散歩にも一緒に来てくれたし、隙あらばいっしょに遊ぼうとボールを転がしたりしてた。(あとめっちゃおもちゃとお菓子貢いでいた…じじバカあるある…)このときはまだだったんだけど、最終的にふうか氏は父さんに猛烈になついていくのである。ドアマンさんのときもそうだったけど、最終的にふうか氏は「好き」をすごくくれる相手に心を開いていく気がする。
今日は疲れた。疲れたので、ちょっとイラっとくるクマを描いた。ふうか氏がめずらしくもう寝たので、祝いのチョコレートでわたしの時間のはじまりじゃー。 pic.twitter.com/uYkWWxyzF6
— 雪町子 (@komachi103) December 22, 2016
最近のふうか氏。フォークを操れるように。しかし、なぜかフォークで刺したり掬い上げたうえで、もう片方の手でつかんで食べたりする。それフォークいる?「おかあさんといっしょ」の洗礼を受ける。「アルパカパカパカちょっとオカピ~♪」が中毒性がありすぎて、気づいたら鼻歌歌ってしまう>私
— 雪町子 (@komachi103) December 22, 2016
「いないいないばあっ!」ばっかり見ていたふうか氏にとって、「おかあさんといっしょ」は新鮮で面白かったらしく、だんだん「おかあさんといっしょ」のほうを喜ぶように。ちょっと踊れる曲も増えました。この二つの番組の録画はほんとうに有用で、わたしが風呂にはいったり、ちょっと外にでるときなどにめちゃめちゃ助かったと母さんが言っていた。(最初ぐずるので)
ふうか氏がゲリピーになっており、一年前それのせいでオムツかぶれからの地獄を見たので、今回は教訓を活かしまくり、ふうか氏の尻を死守している。関係ないけど、ふうか氏観察日記の月まとめを先月描いてないのに、明日ふうか氏は1歳半になるよどうすんべ。
— 雪町子 (@komachi103) December 23, 2016
少しずつ言える言葉が増えてきた。
私「ターッチ!」ふ「ターッ」
私「紙ビリビリビリ」ふ「ビジビジビジ」
リモコン&タイマー&スイッチを前にしたふ「ピッピッピ」あと色んなものをパパと言う現象を『八百万のパパ』と呼んでいるのだが、最近『八百万のじいじ』が現れはじめた。
— 雪町子 (@komachi103) December 23, 2016
本当にせつないことに、先輩とはLINEでテレビ電話していたのだが、だんだんと「パパ」と言わなくなってしまったのだった。入れ替わりに「じいじ」が現れ始めたんだけど。時差でなかなかタイミングが合わなかったものあるし、先輩もせつなかったのか、徐々にテレビ電話はしなくなっていった…。
ちょっと前に撮ってもらったやつ。東京タワーにて、スケルトン床を怖がらないどころか、大興奮で足踏みしまくっていたふうか氏。 pic.twitter.com/D4np6LmOzQ
— 雪町子 (@komachi103) December 23, 2016
東京タワーの土産屋のおばちゃんが全然笑わずにガン見するふうか氏をすごい気に入ってくれて、「この子は理系だ。研究者の目をしてる」と言ってくれたのがすごい印象的だった。土産1個も買わなかったのに優しくしてくれてありがとう。
子連れOKのサークルの同期会に行ったとき、めっちゃ子供になつかれる同期の男の子にもふうか氏はびびってて、やっぱ男苦手なんだな~とおもうなど。女の子にはわりかしすぐ笑顔を見せてた、ふうか氏より1か月年上の男の子が絵本指さして「あんぱんまん」って言ってたの感動したな。言葉が早い子は早いな。4,5歳?の子もいて、前は子どもとどう接していいかわかんなかったんだけど、ふうか氏が「好き」を示してくれたひとに心を開いていく姿を見ていたせいか、とりあえず「好き」を出すようにした。前より、しゃべってくれてた気はする。でも、わたしの質問が下手だったな。もっと具体的に聞いていけば、答えやすかったんだろうな。答えてくれないときって、どう答えたらいいかわからないときっていうのはあるんだろうな~と見てて思った。
一年前のわたしよ、それ一年後言わなくなってるから。その心配必要ないから安心して。https://t.co/58Q2uADw4f #フリカエール pic.twitter.com/3cA7Y2bL9X
— 雪町子 (@komachi103) December 24, 2016
ふうか氏は最近鼻をほじるようになってしまった。
— 雪町子 (@komachi103) December 25, 2016
先輩の家族からもたくさんの服や絵本が入ったプレゼントもらった。宅急便で届いた。サンタクロースはひとりじゃないんだね、ふうちゃん。
もともと独立心が旺盛であったふうか氏だが、さらに最近はなんでも自分でやりたくなってるので、手伝おうとすると切れてマジでちゃぶ台返しのごとく左斜め後方に投げる。そーい!靴下も自分で履いてみたいらしく、昨日そ…っと足に添えていた。おとといからは積み木を巾着に入れることに凝っている。
— 雪町子 (@komachi103) December 25, 2016
書きそびれてること沢山あるけど、もう書きそびれてるまましめる。ふうか氏はイブに一歳半になった。すれちがう町の人に「今が一番可愛い時期ねえ」とよく言われる。おじさんが「うちは五歳の孫がいるんだけどね…もうダメだ電話も出やしねえ」と言っててちょっとウケてしまった。まだわからないなあ。
— 雪町子 (@komachi103) December 27, 2016
母さんと父さんはクリスマスの日、ふうか氏を連れてトイザらスに行って、おもちゃを選んであげたいという。ふうか氏は意外にも「いないいないばあっ!」のぬいぐるみなどに興味を示さずに、電車や車のおもちゃのコーナーに行って興味深げに見ていた。父さんは「2歳から5歳まで使えるらしい電子手帳はどう?」と言っていたけど、たぶんめっちゃハマるけど目悪くなりそうだな~とおもって、電車や車のコーナーに呼んだ。「ふうちゃん男の子になっちゃうんじゃ…」と言ってたけど、結局父さんたちはプラレールの簡単なキットを買ってくれた。あと、ちょこちょこほかにもおもちゃ。
ところが家に帰って開封しても、ふうか氏はちらっと見るばかりで笑いもせず、わたしはひたすら(あのとき素直に電子手帳を買ってもらってたらよかったんじゃ~~余計なことしてもうた~~~)と後悔した。
でも、そのときのわたしは知らない。翌月にはふうか氏はプラレールのとりこになっていること。
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