ふうちゃん観察日記・1才5ヶ月~1才6ヶ月

リアルタイムのつぶやき

先輩の妹が綺麗で可愛くて笑顔が素敵でほんとうによかった。義理の妹の結婚式という絶妙な位置で参席するのは楽しかった。行きの車で昔話を聞いたり、ご両親のそわそわどきどきした姿も見られる。
式は海ののぞめる教会で、親族だけのアットホームな感じだった。天気は朝は雨が降っていたけど、途中でやんで外での記念撮影も無事できた。
ふうか氏連れの結婚式というのは初だったのだけど、誓いの言葉の最中とかふうか氏がしゃべることしゃべること。ビデオは撮ってなかったらしいけど、撮っていたらふうか氏がブツブツ言う声にかぶせて「誓います」と言っているに違いない。

その後もしばしハワイに滞在し、先輩家族と観光。ふうか氏は最初驚くほど人見知っていて、わたしの足の隙間から先輩家族を覗き見る感じだったんだけど、多少は慣れた。ただ、抱っこさせてあげられず、笑顔もあんまり見せてやれず。全然しょうがないんだけど、1年の内数日しか一緒にいられないから、「ああ…!」ともどかしい気持ちになった。でも、これが、これこそがふうか氏なのです。お義母さん、お義父さん、ママさん(おばあちゃん)。
お義父さんはかかんに挑戦してて、ファンキーで、見ていてとても楽しかった。お義母さんは「自分の子にはこんな必死にならんかったのに!やっぱ孫だとちゃうんやな~」みたいなことを言っていた。『孫』とは、そういった気持ちにさせる生き物らしい。お義母さんはびびらせないようにちょっと離れて見守っていて、優しい人だなあとおもった。

今思うと、時差ボケでイライラしてたのもあったのかなっておもう。ほんと不機嫌で起きてから1時間はなんも理由がないのに泣いてぐずってた。ふうか氏はあんまり理由なくぐずらないので、極度の人見知りと合わせて、初めてで意外なことだらけで最初は我々も戸惑ってしまった。でも、1週間ぐらいで不機嫌は終わって、1週間半ぐらいから慣れだしたようにおもう。

ふうか氏はリビングにあるエアコンのリモコン(備え付け)を取り外したりはめたりするのが好きで、しかも電話のように耳にあてるのがすごい好きでよくやってた。それをふうか氏がはじめると、皆で「もしもし?」「もしもし?」と電話ごっこをした。携帯でももちろんやる。でも、不思議。あんまり我々は普段電話しないから、あのポーズをしてないんだけど、どこで覚えたんだろう?

母さんが買ってきてくれた風船をふうか氏はとても気に入っていた。ボールと違って風船は落ちてくるスピードがゆっくりだから、ふうか氏でも目で追えるみたい。最初は落ちてくる風船を捕まえようとして空ぶるばっかりだったんだけど、だんだんと捕まえられるようになってきて、本当に子どもの成長って早いんだと驚いてしまった。

車の中で母さんに何気なく「ねえ、お母さんは、わたしたちが赤ちゃんだったころの思い出を今もはっきり覚えてるの?」と聞いたら、「そりゃ覚えてるよ」と当たり前でしょみたいな口調で言われて、わたしはすごく不思議だった。それってどんな感じ?どんなふうに見えてるのかな。いつかわたしも、ふうか氏が無事大きく育ったら、きっとわかるんだろう。「そりゃ覚えてるよ」と当たり前のように。

あんまりべったりすぎて息苦しくて、本当にわがままな感じで「外に行きたい」と母さんに言いまくってしまったら、「それはどーでもいいから」と言われてカチーン!ふうか氏が昼寝してる隙に「起きたら電話鳴らして10分で戻ってくるから」と言い残して、なかば無理やり家を出て、外で爽快リフレッシュ。そんで冷静になって態度を反省したり。結局帰って来たときふうか氏はまだ寝てたんだけど。でも、母さんも考えててくれたらしく「わたしはちょっと寝れたり本読めたら気分転換したり休めた気持ちになるんだけど、●●●さんはそれじゃあダメなんだね。ひとりの時間が必要なんだね」とすごい理解を示してくれて、母さんってすごいなあ~とおもった。ちがう人間なのに寄り添ってくれたんだな。なかなかできないことだよ。母さんと先輩は全然違うけどどこか似ている。

友人Fが子どもの扱いが上手という一面を、20年以上の付き合いで初めて知った。
二人には最後わたしの実家に来てもらって、茶飲みながらテレビ見ながらだらだらしてたんだけど、おもしろかったのが、頭の中でふたりを小学校のときの二人に入れ替えられたことだった。もうすごく自然に入れ替えられた。でも、これって会社の上司とか同僚にはできないことなのだ、当たり前だけど。ふたりが、小学校の頃と同じ面で接してるからできることなのだ。たぶん。小学校のわたしたちはどこかに消えてしまったんじゃなくて、ずっと重なって存在してるんだっておもった。ずっとずっとおばあちゃんになっても。

なんだかリビングから二人を見ていたら、これを絵に描きたいなって湧き上がるようにおもったのだった。やっぱり実家の景色はわたしにとってなんだかちがうみたい。すごく意味あるもの、興味あるものなんだっておもう。

日本はこういう道端の人の話が盗み聞けるのがいいなって改めておもいました。

あとテンションが高かったのは、自分でベビーカーのベルトをかちって止められた時です。にやりと笑った。

これ、でも父さんはえらかったなーとおもう。母さんには早めに慣れたんだけど、父さんにはなかなか慣れなくて、避けるし目は合わせないし超塩対応だったんだけど、父さんは散歩にも一緒に来てくれたし、隙あらばいっしょに遊ぼうとボールを転がしたりしてた。(あとめっちゃおもちゃとお菓子貢いでいた…じじバカあるある…)このときはまだだったんだけど、最終的にふうか氏は父さんに猛烈になついていくのである。ドアマンさんのときもそうだったけど、最終的にふうか氏は「好き」をすごくくれる相手に心を開いていく気がする。

「いないいないばあっ!」ばっかり見ていたふうか氏にとって、「おかあさんといっしょ」は新鮮で面白かったらしく、だんだん「おかあさんといっしょ」のほうを喜ぶように。ちょっと踊れる曲も増えました。この二つの番組の録画はほんとうに有用で、わたしが風呂にはいったり、ちょっと外にでるときなどにめちゃめちゃ助かったと母さんが言っていた。(最初ぐずるので)

本当にせつないことに、先輩とはLINEでテレビ電話していたのだが、だんだんと「パパ」と言わなくなってしまったのだった。入れ替わりに「じいじ」が現れ始めたんだけど。時差でなかなかタイミングが合わなかったものあるし、先輩もせつなかったのか、徐々にテレビ電話はしなくなっていった…。

東京タワーの土産屋のおばちゃんが全然笑わずにガン見するふうか氏をすごい気に入ってくれて、「この子は理系だ。研究者の目をしてる」と言ってくれたのがすごい印象的だった。土産1個も買わなかったのに優しくしてくれてありがとう。

子連れOKのサークルの同期会に行ったとき、めっちゃ子供になつかれる同期の男の子にもふうか氏はびびってて、やっぱ男苦手なんだな~とおもうなど。女の子にはわりかしすぐ笑顔を見せてた、ふうか氏より1か月年上の男の子が絵本指さして「あんぱんまん」って言ってたの感動したな。言葉が早い子は早いな。4,5歳?の子もいて、前は子どもとどう接していいかわかんなかったんだけど、ふうか氏が「好き」を示してくれたひとに心を開いていく姿を見ていたせいか、とりあえず「好き」を出すようにした。前より、しゃべってくれてた気はする。でも、わたしの質問が下手だったな。もっと具体的に聞いていけば、答えやすかったんだろうな。答えてくれないときって、どう答えたらいいかわからないときっていうのはあるんだろうな~と見てて思った。

先輩の家族からもたくさんの服や絵本が入ったプレゼントもらった。宅急便で届いた。サンタクロースはひとりじゃないんだね、ふうちゃん。

母さんと父さんはクリスマスの日、ふうか氏を連れてトイザらスに行って、おもちゃを選んであげたいという。ふうか氏は意外にも「いないいないばあっ!」のぬいぐるみなどに興味を示さずに、電車や車のおもちゃのコーナーに行って興味深げに見ていた。父さんは「2歳から5歳まで使えるらしい電子手帳はどう?」と言っていたけど、たぶんめっちゃハマるけど目悪くなりそうだな~とおもって、電車や車のコーナーに呼んだ。「ふうちゃん男の子になっちゃうんじゃ…」と言ってたけど、結局父さんたちはプラレールの簡単なキットを買ってくれた。あと、ちょこちょこほかにもおもちゃ。
ところが家に帰って開封しても、ふうか氏はちらっと見るばかりで笑いもせず、わたしはひたすら(あのとき素直に電子手帳を買ってもらってたらよかったんじゃ~~余計なことしてもうた~~~)と後悔した。
でも、そのときのわたしは知らない。翌月にはふうか氏はプラレールのとりこになっていること。

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